紫外線による豆苗の育成促進を検証してみる ~UV-B編~

仕事で『紫外線ランプ』と言う面白いアイテムに触れる機会があり、会社でテスト的に使って役目を終えて廃棄することになったものをちょっとした興味で「貸してください!!」と言ったところ、ありがたくOKとなりまして。

なにか試してみたいなーと考えていたところ、

「あ、豆苗の水換えなきゃ」と。
まぁなんとも関係のない別のことを思い出しましたと思いきや、


『植物』…『光合成』…


……
………

紫外線だ!!!



思い立ったら吉日。

余っているダンのボールさんを駆使して豆苗育成器(仮)を作ってみることにしました。
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①UV-Bについて

今回使用するのはこちらの紫外線ランプ。

蛍光灯と同じ見た目ですが、UV-Bと呼ばれる紫外線を出す特殊なランプです。
メーカーHPによると、UV-Bと言う波長は「プラスチック、塗料、ゴムなどの耐候試験や鑑別、調査、医療用などの光源として、極めて専門的な分野で使用されているランプです」との事。

加えて、パナソニックからはUV-Bによるイチゴ育成のランプも販売されているようでした。
https://panasonic.co.jp/es/pesld/products/pdf/leaflets_uv-b.pdf
これはめちゃめちゃに期待ができます。


それにしてもだいぶマニアックな逸品。
果たしてこれを豆苗に対しトライしようとした猛者はこれまでにいるのだろうか…いや、いない。
(あと、価格を見てみると結構高価なものでした…)


②準備していく

段ボールを箱の状態にし、天井部分に紫外線ランプより少し大きいくらいの穴をカット。
DSC02728.jpg
DSC02729.jpg
DSC02730.jpg

取り付けたイメージ。
DSC02731.jpg

・ランプOFF
DSC02739.jpg
・ランプON
DSC02740.jpg
・天面から下向きに照射
DSC02741.jpg
(見えませんが点灯しています)

※照射イメージを撮るために数秒間露光しましたが、直視していなくても数秒後に目の奥に違和感が出ました。
調べてみるとUV-Bは強力なエネルギーのある紫外線なようで、保護具がない状態で目に当たるのはかなり危険でした。
取り扱う方はご注意ください。
また、本記事を参考にした事によって生じたいかなる事故等も当方ではその責任を負いかねます。



豆苗を2組用意。
DSC02732.jpg
手前がUV-Bを照射して育成するもの、奥が窓際(日光)でいつも通りに育成するもの。
目印として、パックの注ぎ口が下を向いているのがUV-B用、注ぎ口が側面を向いているのが日光用。


セットしていきます。
UV-Bの紫外線がフローリングに当たるとマズそうなので一応amazonの下敷きになってるあの段ボールをセット。
DSC02733.jpg

箱段ボールの底面は豆苗パックが入るより少し大きいくらいにカットしてあります。
DSC02734.jpg

セット完了。天面の窓から内部撮影。
DSC02736.jpg



③1日ごとの変化を見てみる

まずはブランクデータの取得。
豆苗自体の育成個体差があれば比較にならないため、ブランクデータとして同じ条件下(日陰)で1日育成。
DSC02744.jpg
DSC02743.jpg

結果、個体差ほぼなしと言うことでテストを開始。



・照射1日目
DSC02745.jpg
DSC02746.jpg
(左:UV-B育成、右:窓際育成)

枯れた。

1日で恐ろしいほどの変化が生じました。
色素が抜け、瑞々しさも失われたような印象。

枯れた要素として、
①UV-Bのエネルギーが強すぎた
②換気が十分になされていなかった
③豆苗自体に個体差がやはりあった

この3つが考えられるのかなと推測。


まずは②の可能性を排除するため、箱段ボールに換気兼UV-B照射確認用の窓を作ることに。
DSC02747.jpg

側面を切っていき窓を作成、
DSC02749.jpg

切り口をテープで補強して完成。これを両サイドに作ります。
DSC02750.jpg

簡単に観察できるようにもなりました。
DSC02751.jpg

と言うことで枯れかかっている豆苗を再度UV-B下にセットし検証続行。



・照射2日目

DSC02753.jpg
DSC02754.jpg
(左:UV-B育成、右:窓際育成)

やはりダメ。

それにしても窓際の日光育成はなんともよく育つこと。
この結果を受け、2日目ではありますが『UV-Bによる豆苗の育成促進はない、むしろエネルギーが強すぎて枯れる』と言う結論を下しました。

それでも一応、前述③の豆苗個体差の線を排除しておくということで、よく育った方をUV-B下に、枯れかけている方を窓際にとシチュエーションを入れ替えて検証してみます。
DSC02755.jpg



・照射3日目
DSC02756.jpg
DSC02757.jpg
(左:2日目までUV-B~3日目は窓際育成、右:2日目まで窓際育成~3日目はUV-B)

枯れてた方が育ち始めた。

日の光おそるべし、もう駄目だと思っていたUV-B豆苗(左)がちらほらと芽を伸ばしました。
対照的に、よく育っていた窓際豆苗(右)UV-B照射後では主に背の高かった部分の葉が縮まってしまい、全体的にも瑞々しさが失われる結果となりました。



④考察

これらの結果を踏まえると、 前述した ①UV-Bのエネルギーが強すぎた と言う考察が一番それらしいのかなと言う印象です。

日光に含まれる紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、そのうちUV-Bだけでは植物の育成ができないか、あるいは紫外線ランプから発せられるUV-Bを近距離(今回は約20cm)で照射すると植物にとってはtoo muchなエネルギー量になってしまい枯れてしまう、と言うのが私なりの解釈です。
豆苗自体が日の光を好まないのかなとも思いましたが、日中はバリバリに日が当たっている窓際育成ではかなりスクスクと育ったことからその線もないかなと思います。


良好な結果は得られなかったものの、私にはもう一つアイテムがありまして。

次回はUV-Aが発生する紫外線ランプを準備して育成に挑んでみる予定です。

お楽しみに!
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ASHLANBOY

ブログを始めた頃は大学生だった私も気付けばよき年齢に。
食べ物の撮影は主にSONYのRX100、景色はNIKONのD750、サブはD7000とPanasonic GF1を使用しています。
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